古賀及子

1979年東京生まれ。エッセイスト。著書に『ちょっと踊ったりすぐにかけだす』(素粒社)、『好きな食べ物がみつからない』(ポプラ社)、『5秒日記』(ホーム社)、『暮らしの信じ方』(ダイヤモンド社)等がある。

エッセイ

これは私のこれからの自転車の話
これは私のこれからの自転車の話
エッセイ

 連載

四十七歳の不調 これは私のこれからの自転車の話

古賀及子

移動手段の中では断然自転車が好きだった。またがってこぎだせば、エンジンをかける間もなくいきなりスピードが出るのがいい。足でこぐと前に進む自転車は、自分と完全に一体だ。景色がびゅんびゅん前から後ろに通り過ぎることに、何って私が速いのだという痛快の手応えがある。 10代の頃に暮らしたのが埼玉にある山の斜面の街で、そこでは傾斜が強いため自転車は使い物にならなかった。その無念を晴らすように、進学のため東京

夏の不調の花束を
夏の不調の花束を
エッセイ

 連載

四十七歳の不調 夏の不調の花束を

古賀及子

ある夜、足が熱かった。 そろそろ寝ようと横になる。疲れているしすぐに眠れるだろう。けれど、どうにも足のあたりに違和感があって寝つけず、足の裏が妙に熱いのに気がついた。痛いわけではないから、我慢しようとすればできてしまう。シーツの冷たいところを探したり、ベッドの柱に当てたりして冷やして、それでうとうとしてはまた熱っ! と覚醒するのを繰り返した。 そのうちようやく、このままではだめだ、朝まで寝られない

疲れて鼻筋が腫れ痛い、思てたんと違う
疲れて鼻筋が腫れ痛い、思てたんと違う
エッセイ

 連載

四十七歳の不調 疲れて鼻筋が腫れ痛い、思てたんと違う

古賀及子

2024年の春、鼻筋の真ん中が腫れた。 最初は何が起こっているのかよく分からなかった。以前から、たまになにかの拍子に小鼻が腫れて固くなり、押すと痛みを感じることはたまにあったから、それと同じようなことなのかなと思った。 私は子どもの頃から、いかんともしがたいアレルギー性鼻炎もちだ。小鼻の痛みについては、鼻炎の診察のついでにかかりつけの耳鼻科医に相談したことがあった。うろ覚えなので、今まさにそういっ

「古賀及子」の作品の感想を送りますか?