
エッセイ
連載
Bal Tabarin
小袋成彬
相変わらず宿を転々とする日々が続いている。この1年くらい、ずっとそんな生活だ。3週間ごとに場所を変え、部屋に音楽スタジオを作り、曲を作る日々である。最近は調味料と一緒に旅をしている。小さなテーブルソルトとグラインダーに入れた胡椒、オリーブオイルの瓶と、チリフレークのパック。滞在先は必ずフルキッチンが付いた宿を選び、自炊を中心に生活している。食費を抑えるためというより、料理をしている時間が好きだから

最新更新:2026/09/15
ミュージシャンとして話題沸騰した19年、突然のロンドン移住。コロナ禍やブレグジットを経験しながら、自分だけのものの見方や人生の楽しみを追求する著者からの「消息」が再び届いた。

連載
Bal Tabarin
小袋成彬
相変わらず宿を転々とする日々が続いている。この1年くらい、ずっとそんな生活だ。3週間ごとに場所を変え、部屋に音楽スタジオを作り、曲を作る日々である。最近は調味料と一緒に旅をしている。小さなテーブルソルトとグラインダーに入れた胡椒、オリーブオイルの瓶と、チリフレークのパック。滞在先は必ずフルキッチンが付いた宿を選び、自炊を中心に生活している。食費を抑えるためというより、料理をしている時間が好きだから

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桂花ラーメン本店
小袋成彬
思い立ったが吉日。8月18日から3日間、平日にぽっかり予定が空いたので、熊本を訪れた。Rainbow Disco Club で知り合った熊本の友達と一緒に、カネコアヤノのライブを観に行ったあと、熊本の自然を案内してもらうことになった。 夏の阿蘇は、息を飲むほど美しい。緩やかな上り坂を車で駆け上がり、鬱蒼とした暗い森を抜ける。すると突然パッと視界が開け、野焼きの跡地に現れる広大な草原。まるでWind