
書評
極小の器
畠山丑雄
わたしたちは一人でしか夢を見れないし、一人でしか死ぬことができない。そうじゃありません? あるいは、それが嫌で男たちは戦に出るのでしょうか? 私は戦に出たことはない。無論出たいとも思わない。ここでの「男たち」というのは本作の語り手である女房の「ちゃあ」が生きた戦国時代の男たちである。当たり前であるが、戦国時代の男たちは戦に出るのが当たり前だった。その当たり前はしかし少なくとも私にとっての当たり前で

極小の器
畠山丑雄
わたしたちは一人でしか夢を見れないし、一人でしか死ぬことができない。そうじゃありません? あるいは、それが嫌で男たちは戦に出るのでしょうか? 私は戦に出たことはない。無論出たいとも思わない。ここでの「男たち」というのは本作の語り手である女房の「ちゃあ」が生きた戦国時代の男たちである。当たり前であるが、戦国時代の男たちは戦に出るのが当たり前だった。その当たり前はしかし少なくとも私にとっての当たり前で